埼玉県内では、山間部やその周辺にクマが生息しています。
地元住民や観光客等におかれましては、クマとの遭遇を避けるため、次のことに注意してください。
- 事前に市町村のホームページ等からクマの出没情報を入手し、危険な場所には近づかないようにする。
- クマ等が来ないようにするために、残飯、生ごみ、飲み物容器等のゴミは必ず持ち帰る。もしクマに遭遇したら
遠くにクマがいることに気がついた場合
- 落ち着いて静かにその場を立ち去ってください。
- 大声や急な動きは、クマを刺激するおそれがあるためやめましょう。
- 鈴や笛、ラジオ等の音を鳴らし、自分達の存在を気付かせる。
近くにクマがいることに気がついた場合
- 落ち着いてクマとの距離をとるようにしてください。
- クマは逃走する対象を追いかける傾向があるので、背中を見せて逃げ出すことは避け、クマを見ながらゆっくり後退してください。
- ザックなど持ち物がある場合には、それをおいて気をそらしながら距離をとるようにしてください。
(ただし、クマに向かって物を投げつけるのはやめましょう。)
至近距離で突発的に遭遇した場合(クマに襲われた場合)
- クマの攻撃的行動は、上腕で払いのける、つかみかかる、抱え込む、噛み付くなどです。
- クマの攻撃対象は、顔面や頭部が多いので、両腕で顔面や頭部などを覆い直ちに伏せるなど、重大な傷害や致命的ダメージを最小限にとどめることが重要です。
- 山林作業従事者などクマの生息地に頻繁に入る方は、クマスプレーを常に携帯し、正しく使用できるように訓練しておくことも大切です。埼玉県におけるクマの出没等の状況埼玉県では、主に西部、北部、秩父地域でクマの出没が確認されています。
平成18年度には、クマの餌となる堅果類の凶作等により全国的に大量出没し、県内では過去最高の36頭が捕獲されました。
平成27年度の出没件数は36件でした。
年度別の出没件数及び捕獲頭数の情報(平成28年7月末現在)
H18 |
H19 |
H20 |
H21 |
H22 |
H23 |
H24 |
H25 |
H26 |
H27 |
H28 |
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出没件数 |
115 |
28 |
27 |
16 |
74 |
54 |
68 |
40 |
87 |
36 |
30 |
捕獲頭数 |
36 |
7 |
21 |
9 |
14 |
15 |
26 |
11 |
20 |
7 |
1 |
人身事故件数 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
by O
2016/08/10